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第12回 松美記念〜Run for glory〜
「松美記念」とは、社会学類主催の学園祭の恒例行事です。社会学類の有志達が馬に扮して、筑波大学構内にある松美池の中を駆け抜けます。一見普通の池に見える松美池なのですが、底にはヘドロが堆積しており、実は大変汚いのです。昨年の出場者の話によると、松美池に入った後2週間くらいは、体に染み付いたヘドロの臭いが消えなかったそうです・・・おそらく見るだけにしておいた方が楽しめます(笑)。
【新馬戦】
「新馬戦」とは、一年生が本戦の一つしかない出場枠をかけて争うレースで、松美池上に設置された「馬面(うまづら)」を持ってゴールした者が勝者となります。勝者には笑いと結果を残してきたサラブレッド「○○○バクシンオー」という名と「馬面」が与えられます。今年もバクシンオーの名をかけ、新馬達がヘドロの中を駆け抜けていきました。そしてその結果、新たなバクシンオーが誕生しました。その名は・・・・・・「ハマサキバクシンオー」!
【本戦】
本戦では先の新馬戦と違い、各馬にハンデが与えられます。そのハンデの中には「冷蔵庫を運ぶ」や「足をバンドで縛る」など様々なものがありましたが、その中でも特に驚いたのは、「自分の家の鍵」です。えっ? 家の鍵をどうするのかって? ヘドロ、いやいや松美池の中に投げ込むんですよ。出場者はその自分の家の鍵を探してから、走り始めるのです。誰だって、まずは家の鍵を確保したいですよね(笑)。
本戦は新馬戦と比べ物にならないくらい激しい戦いになりました。レース前半は、ハンデをものともせず突き進んでいく者がいる一方、ハンデによって出遅れる者がいて差が開いていましたが、中盤にかけてお互い池に突き飛ばすなどの足の引っ張り合いでレースは混戦模様になりました。そして激闘の末、見事優勝を勝ち取ったのは・・・・・・優勝候補の「ドルジメランコリー」! そして、2着はなんと新馬戦を勝ち抜いた「ハマサキバクシンオー」でした。ゴールにたどり着いた各馬は皆疲れ果て、息も絶え絶えでしたが、その表情は清々しいものでした。優勝した「ドルジメランコリー」がウイニングランのために再び池に入ると、他の出場者たちもその出迎えに走り会場は感動に包まれました。
【優勝者の一言】
本戦終了後、優勝者のもとにお話を伺ってきました。
私:いったい、何のために走るんですか? 優勝商品でももらえるんですか?
優:何ももらえないっすよ。ただ、栄光とか名誉のためだけに走るんじゃないかなぁ。
・・・・・・・どうも私にはその気持ちがわかりませんでした。しかし、来年も彼らは、栄光に向かって走ることでしょう。「Run for glory!」