ツクナビは、筑波大学の学生が運営する地域情報サイトです。
|
NPO特別インタビュー後編 |
|
リヴォルヴ学校教育研究所(ライズ)代表 小野村哲 |
|
教えるだけじゃない、子どもたちに教えられるんだ |
|
━このライズ学園では、筑波大生が実際にスタッフとして授業を持ったり、スタッフミーティングに参加するなど積極的な活動を行っている。私たち学生は何を求めてこのようなフリースクールに関わっていけばよいのか。また、その経験から何を得ることができるのだろう。小野村さんに聞いてみた。 |
|
子どもたちと直接関わるスタッフとして、学生に期待している。ベテランスタッフの経験や知識も大切だけど、やっぱり若さというか、一緒に遊んで、一緒に泣いて、一緒に笑ってくれる、そういう役割を担ってほしい。いくらおれが頑張っても、若さには勝てないところがあるからね。心構えとしては、やっぱりいい加減な気持ちで来てもらっては困りますね。学生に対しては、なんというか、専門的な知識は期待してない。そういうものに頼るのではなくて、子どもとしっかりと向き合える心をもってほしいと思う。最後はやはりハートの問題だよね。理屈じゃない。まず子どものことを好きになって、一生懸命やる。一生懸命やった中で仮に失敗したとしても、それはそれでいいと思う。失敗したら、それを謝ればいいだけのことであって、子どもはその姿を見て、「大人だって失敗するんだ」と思う。そして失敗してもいいということを学ぶんですね。 |
|
私たちは既存の学校制度をくぐりぬけ、ここまでやってきた。学校に適応できたから今まで何も考えなくてもやってこれたのかもしれない。しかし、現在、日本の教育はそのゆがみに耐え切れなくなってきている。あらゆるところで、そのひずみがふきだしている。学級崩壊といわれて、何年たっただろう。そのひずみを正す方法は見出せているのだろうか。小野村さんはそんな問題に正面から向かい合い、自分の手で答えを作り出していこうとしている。日本でのチャータースクールの道はなかなか険しく、ライズ学園はまだまだ発展途上中だと彼は語る。しかし、少しずつ理解が広まり、行政サイドにも真剣に考えてくれる人がでてきている。子どもたちに注がれる小野村さんの目はとても暖かい。そんな笑顔のうしろに、教育に対する熱い、だが厳しい姿勢が見てとれた。 |