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就活特集2004 生き方、十人十色。
栗田朋洋さん
内定先:キリンビール
仕事:営業
所属:比較文化学類
「例えば、死ぬとき何を手にして死にたいか」
「例えば、死ぬとき何を手にして死にたいか」。栗田さんがキリンを選んだ決め手だ。中国の湖南省に留学した際、犬に噛まれるアクシデントにあった。狂犬病治療の影響で体質が一時変化し、アレルギーを引き起こす危険性から好きなお酒も飲むことができなくなった。この経験より栗田さんは、100パーセントに近い安全な製品を、消費者に提供したいと考えるようになる。「お酒は死ぬ直前に手に取りたいほど好きな人もいる。それに『安心』を付加する。そんな商品を売りたいんです」。
企業研究では一般公開されている酒造メーカーの工場に足を運び、比較した。「消費者に対する社員さんの対応の違いを見ました。工場では、案内をしてくれる社員さんが、会社の顔になります。そこから、社風やレベルを知ることができる」。工場見学は、面接でポイントになる場合もある。しかし、それだけでは無意味だ。「見学をして、それで? という話になります。目的意識をしっかり持って臨んでいれば他社との比較や、自分ならこう改善するなどの自分の意見をもてる。言えないのは行動に満足しただけで終わっているんです」。
何をしたいか、その為に何をしたか、全ての根幹には自己分析がある。「就活の原動力です。毎日のように自己分析をするし、本当にやりたい仕事ならば苦になりません」。
当初、第一希望だった会社の一次面接で落ちた。「自分を否定されたとき、何が違うのか、考えることが大切です」。今まで構築してきた自己を崩し、再度自己分析を行った。「就活はその繰り返し。柔軟に対応してください」。自己分析ができていない人は、会社に選ばれようとして、面接で無理が生じてくるそうだ。「そんな時、周りの人間が助けてくれた。客観的な意見をもらい、盲目的になることを防いでくれました」。
そんな栗田さんにとって、「大手企業」は基準の一つだ。「大手なら、最低限のレベルを超えた人が集まっている。自分を更に高めていくことができる」。また給料や福利・厚生に関して考えることも重要だ。「会社の待遇を考えることは、ユーザーをどれだけ思う会社かがわかります」。
最後に、これから就活をする後輩に向けてアドバイスをいただいた。「就職課は教職・公務員も含め全てのジャンルを網羅しています。迷ったら、ぜひ就職課へ行ってください!」。
(TEXT=加藤亜由子)