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「プロになる」 「自動車が好き」 その一途な思いは彼を自動車業界へと迷わず向かわせた。 「大学に入って自動車に乗り始めた頃から、もう進む道は自動車業界しかないな、とずっと決めていました。」 自動車業界ばかりを選んでいった。研究・開発が出来る大きくて名前の通った企業に行きたいという思いが強かった岸さんは、就活を始めた当初は大企業にしか目を向けていなかった。 「だけどそれは失敗でした。自動車を開発できる企業へ行ける可能性を少しでも増やすためには、企業の大小は関係なしに多くの会社を受けて、面接の練習をしていかなければならないと気付きました。」 そうして彼は大小関係なく多くの企業に目を向け始めた。面接をたくさん受けていくうちに、徐々に自分の言いたいことをうまく言えるようになってきた。 「自動車が好き」という思いのほかにもう一つ彼を駆り立てるベクトルがあった。それは「プロになりたい」という情熱。その思いは自動車への熱意にも負けずとも劣らなかった。 「例え自動車じゃない会社に行ったとしても、そこでプロとして一人前になれれば絶対にやりがいがあるだろうという思いはありました。」 最終的に岸さんはHONDAに内定が決まり、「自動車が好き」「プロになりたい」どちらの思いも叶えられる環境に身を置けるということになった。 「俺はずっと好きだった自動車のプロになります。」 岸進一、その未来へ向けるまなざしに迷いはない。 (TEXT=佐藤良枝) |