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就活特集2004 生き方、十人十色。
金城南さん
内定先:株式会社コムスン
仕事:営業
所属:人間学類
「自分を正しく知り、正しく伝える」
金城さんが就職活動において特に考え、大切にしてきたのは『自分は何をしてきて、何をしたいか』だった。「これは企業にとっての判断材料なので、正しく伝えられなければ誤解が生じてしまいます。それに、その企業が自分に合うのかを考えるためにも必要です」。自己分析は、自分を正しく知り、正しく伝えるために必要なのだと語気を強めた。
『何をしたいか』を考えるときには、実現できるかどうか不安になることもある。しかし「出来るかどうか分からないのは当然だから、どうしてそれをやりたいかを言えることが重要」と考え、自分の考えに対し、なぜ? と問いかけてきた。こうすることで自分の考えに対する理解が深まっていったのだろう。
自己分析には、社会人と話をしてきた経験が役に立ったという。「自分の思いを社会人の方に聞いてもらい、意見をもらうことで、それまでの自分の世界がいかに狭いか気付かされました」。印象に残った言葉は手帳に書き留め、何度も見返していたそうだ。
こうして志望企業への思いを固め、就活を進めていった金城さんだが、一番入りたかった企業に最終面接で落とされてしまう。「相当落ち込みました。2日くらいは何も手がつかなかったです」。しかし「私にはここしかない、という強い思いが、逆に視野の狭さと捉えられてしまったのかもしれない」と考え、気持ちを切り替えた。就活は受験とは違い「いくら頑張っても結果が出るとは限らないし、ゴールが見えない」というつらさがあった。
「でも、楽しかったですよ」。「毎回違う東京の風景が見られるし、他大の人と話が出来るのも楽しかったです」。落ち込んだときには友達に話を聞いてもらったり、就活サイトの書き込みを読んだりして自分を奮い立たせた。「でも、就活が終わったらやりたいことのリストを作ることが、一番の楽しみだったかもしれません(笑)」。
つらいことも多かったにも関わらず「楽しかった」と言い切れる。そこからは、就活について自分なりに考え、楽しみ、乗り越えたとのだという強い自信が感じられた。
(TEXT=後鳥結美)