|
<interview>

『就職活動応援編』
先行きが見えないといわれる現在の日本。
「企業はどのような学生を求めているのか?」
「企業は就職活動をどのように見ているのか?」
といった疑問にお答えするべく、
都銀の雄「三井住友銀行」人事部の中野さんに取材をしてまいりました!!
その内容を2回に分けてお送りします。
第1回は『就職活動応援編』ということで、
「人事の方から見た就職活動とはどういったものなのか?」についてご紹介します。
三井住友銀行
第1回 〜就活編〜
―人事の方の目から見た就職活動について教えてください。
銀行へ入るための就職活動ということではなく、銀行員の目から見た一般的な就職活動について説明しますが、就職活動というものは実際には4つの活動に集約できるのではないでしょうか?それは、業界研究、会社研究、自分研究、そして自己表現です。いろんなセミナーガイダンスを聞いても、「会社の事を知ってください、自分が本当に合っているのかどうか考えてください、後は元気いっぱい」なんて言う人事担当の人がほとんどでしょう。
しかし、この4つが実はすごく難しくて、手のつけ方を間違えると大失敗します。まあ、「自分がどの会社に合っているか」なんてことを考え始めるのが、間違いの第一歩でしょうか?会社は山ほどあるわけですから、自分がどこに合っているかなんて探していくと終わりません。まずは自分を知ること、つまり「自分研究」に着手するんです。これがいい社会人に成る第一歩ですね。
―では、その自分研究を行うにあたっての注意点とは?
まず、皆さんを取り囲んできたいろんな人達の意見を聞く、という作業をしてほしいですね。最初に自分のことを愛してくれた人は親だと思うので、まずは親に聞いてみる。親は、生まれたときから見てくれているので、子供である皆さんのことをよく知っています。あるいは、親しい友人に聞くのも一つの方法ですね。このように、今まで自分を取り巻いてきた環境を最大限に利用して下さい。それが就職活動の第一歩。12月,1月なら、まだまだ十分に時間はあります。
このとき、私は自己分析という言葉をあえて使いません。分析と言うと、悪いところを探すというようなネガティブなイメージがあるでしょう?例えば、他人に「俺ってどんなやつかな」って聞いたとき、「しっかりしてるし、真面目だし、いいんじゃない?」と言われたとします。すると、そこに出て来なかった項目、例えば明るい性格という項目に×がついてしまうことが多いんです。そんなことで、どんどん悩んでいってしまうのが、就職活動の落とし穴ですね。
だから、こんなときは明るいと言う項目に何にもつけなければいいわけです。空白にしておけば、後で誰かが○をつけてくれるかも知れないでしょう?最初に×をつけてしまうと○をつけるスペースがなくなってしまいます。×をつける作業をするか、最初から○をつけておくかでスタートはぜんぜん違います。○の数を増やすことが大切です。
でも、ただ単に○をつけていくだけでは研究とは言えません。そこで、皆さんには優れた部分、いわゆる◎(二重丸)の部分を探してほしい。新卒採用の場合、やる気があるかどうかは人を見て判断していくしかないわけですから、試験官に負けずにやる気を主張するためには、夢の大きさ、つまり自分の拠り所となるものが必要です。だから自分の拠り所としての◎はたくさんあった方がいい。
でも、◎をつける作業は1人じゃ無理ですから、そんなときに親は自分が×じゃないかと思ったところに○をつけてくれたりするものです。自分研究には、親や友人など周りの人の存在が大切ですね。
―では、業界研究するときのポイントについてお聞かせ下さい。
キーワードは規制緩和とIT。この2つの視点をベースに業界ってものを考えてもらうとすごく面白いかもしれませんね。
例えば、金融関係だと金融関連の法律の変化によるイトーヨーカドーの金融業界への新規参入や、テクノロジーの変化によるネットバンクや@バンクの成立がそれに該当するものです。こういった競争関係の変化によって「今後その業界はどうなっていくのか?」「その変化にどう対応していくのか?」ということを考えてみてください。そして、この2つのキーワードをもとに「会社がどういった選択(戦略)を行っているか?」ということを考えるんです。
つまり、この二つのキーワードをはっきりさせてから、自分がどこに合っているのかを考えると、効果的な業界研究ができると思います。
―次に会社研究ですが、会社を見る際に重要な点とは何でしょうか?
「自分はだいたいこういう◎がついていると分かった。業界も大体分かってきた」となると、今度は何をもとにして、入る会社を決めるかということになります。ここで、一番着目してほしいのは、「この会社はどんな人材像を求めているのだろうか?」ということです。
企業紹介のパンフだと、社長のコメントに求める人物像が書いてある可能性が高いですね。求める人材像を書いていない会社も結構ありますが、そういった会社では、自分がどう扱われるか分からないから、その会社へは怖くて行けないはずです。
―自己表現では、どんなことを主張すべきなのでしょうか?
自己表現というのはそんなに難しい事ではなくて、要は「今までしてきたことは何か。それについてどう思い、どう判断をしてきたのか」をはっきりと主張できることだと思います。
「僕はこういう事をやってきたので、その延長でこういう事をやっていきたい。この業界はこういう風になっていくと思っている(聞いている)から自分はそれに合っているんじゃないかと思って、この会社を選びました。」といえれば問題ないですね。ここで、自分研究のときにつけた◎が生きてくるんです。
私は面接官が、面接の際に「志望動機」を聞くっていうのはその人のことが一番見えにくい質問で、同じ面接官としてやや残念に思います。「業界研究・会社研究をして、求める人材像と自分がここに合っていると思って来ました」といえば面接官としては何にも言えないはずです。もし、そう言ったうえで「それで?」と聞かれたとしたら、その会場からは出てきた方が良いですね(笑)。コミュニケーションが成立していませんから。
―最後に、就職活動を間近に控える学生にメッセージをお願いします。
就職活動は、やるなら「今」からだと思いますね。就活についての話を聞くのも今です。テンパって悩んで暗くなってしまってからでは遅いです。また、時期が遅くなると、いろんな情報が入ってしまって混乱してしまう。そう考えるとこれからの数ヶ月を慌てず過ごすことは非常に価値あることなのです。
また、不幸にも(笑)皆さん賢いので、自分にあった会社を選ばずに、逆に会社に自分を合わせようと努力してしまう。そうやって、合わせて会社を選ばないように気をつけて欲しい。そうすれば必ずいい社会人のスタートラインにめぐりあうと思いますよ。皆さん頑張ってください。
第2回 〜紹介編〜
三井住友銀行では“金融を学ぶためのインターネット大学”として「Web Banking College 2002」を開講中です。 「Web Banking College」は今年度で創立4年目を迎え、すでに14万人の卒業生を輩出し好評をいただいております。自分のスケジュールにあわせ、トッププレイヤーの仕事をじっくり学び、アクセスする度に内容が深まる。そして激変する金融業界のUP-TO-DATEな情報をトッププレイヤー達と最前線の金融ビジネスを通じて共有していく文字通りのインターネット大学です。学生の皆さん!当カレッジを通じ、5年後、10年後の皆さんの将来の理想像を思い描いて下さいね。
『Web Banking College 2002』
|