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〜車検篇〜
車を持てば、決して避けることができないのが車検です。
「車検ってよくわかんない!!」
「どうすればいいの?」
そんなあなたの疑問にお答えします。
車検について
車両検査を受けるべき車両は、検査対象外の軽自動車、小型二輪自動車及び小型特殊自動車を除くすべての自動車が対象となります。
検査対象外の軽自動車とは、総排気量250cc以下の普通自動二輪車の他に、総排気量660cc以下のキャタピラやソリを有する自動車(スノーモービルなど)です。
つまり、一般的な4輪自動車と、250ccを超える2輪自動車は、道路上を運行するためには、必ず車両検査を受ける義務があります。
また、車検を受ける際に、自動車賠償責任保険(いわゆる自賠責保険)に加入している必要性があり、自賠責保険は一般的に車検切れと同時に効力がなくなりますので、車検は忘れずに受けるようにしましょう。
罰則
車検を受けずに、あるいは車検が切れてしまった車両を、例え1秒でも運行すれば、無車検運行(車両法)および無保険運行(自賠法)となり、交通違反点数12点加算で、多くの場合一発で免許停止、あるいは免許取消しということになります。
また、道路運送車両法により6カ月以下の懲役又は20万円以下の罰金、さらに、自動車損害賠償保障法により6カ月以下の懲役又は5万円以下の罰金に処せられます。くれぐれも車検切れ運行には注意しましょう。
「見つからなければいいんじゃない?」と思われる方がいるかもしれませんが、万一、車検切れの状態で、事故を起こしてしまった場合、自賠責はもちろんのこと、任意保険も効力を失う場合があり(任意保険の契約条項に記載されている)、それこそ人生破滅ということになりかねません。
ちなみに、日本には「車検を受けずに公道で車を自由に運転することが可能な方法」など存在しません。
車検で必要な、納税・保険・車両整備などは、自動車を所有する者にとっての最低限の義務です。それが出来ないのならば車を所有し、運行する資格はありません。
車検の時期
自家用普通常用自動車(3,5,7ナンバー、ただし新車に限り初回は3年)・自動二輪車(緑枠付きのナンバープレート、総排気量250ccを超えるもの)は、2年ごとに車検を受ける必要があります。
また、事業用自動車(緑地に白文字・黒地に黄文字のナンバープレート)・自家用大型自動車(1,2,9,0ナンバー)・普通貨物自動車(4ナンバー)・レンタカー(ナンバープレートのひらがな部分が、わ・れ)などは、1年ごとに車検を受けなければなりません。
車検のコスト
一般的に行われている、ディーラー任せの車検(以下、ディーラー車検)についてのコストを考えてみましょう。
ディーラー車検の費用の大まかな内訳は以下のとおりです。
・法定費用(自動車重量税、検査手数料、自賠責保険料)
・代行および整備手数料(点検技術料金、整備技術料金、部品・油脂代金、保安確認(検査)料金)
法定費用とは
法定費用とは、法律で定められた税金、手数料、保険料のことです。
自動車重量税
自動車重量税とは、道路などの社会資本を充実するための財源として、車検の際、自動車の重量に応じて課税される国税です。
税額についてはhttp://www.mlit.go.jp/chubu/seibi/zeiritu.htmなどを参照してください。
なお、自家用乗用車は車両重量0.5tごとに6300円(1年分)、軽自動車は一律4400円(1年分)です。
検査手数料
検査手数料とは、車両検査を受け、自動車検査証の交付を受けるための国へ納める手数料のことです。
自家用乗用車の継続検査の場合、小型乗用車は1700円、小型以外の乗用車は1800円です。
自賠責保険料
いわゆる、強制保険と呼ばれるものです。
その名のとおり、強制的に加入される保険で、自動車の運行によって他人をケガさせたり、死亡させたりした場合に使用される対人賠償のみの保険です。
しかし、被害者が死亡した時には、3000万円までしか支払われないので、決して満足なものとは言えませんし、物損事故に関しては保証されませんので、これ以外に任意保険への加入が不可欠です。
なお、保険料についてですが、自家用乗用自動車で24ヶ月契約の場合、27,630円です。
検査対象の軽自動車で24ヶ月契約の場合、22,540円となります。
それ以外の車については、http://www.nipponkoa.co.jp/catalogue/jibaiseki/jibai1.htmlなどを参照してください。
代行および整備手数料
車の使用者に代わって、車検を通す業者(ディーラーや整備工場)にかかる費用です。
これは、車の状態や、業者によってまちまちなので、一概には言えませんが、新車に近い状態でもない限り、少なくとも5万円〜10万円程度は見積もっておいたほうが良いでしょう。
ディーラー車検の費用の試算と車検後の心構え
さて、筆者の車を例に、1回の車検費用(継続検査)を計算してみよう。
アテンザ・スポーツ23S(型式:DBA-GG3S)、排気量 2300cc、1430kg、普通自動車(3ナンバー)
法定費用
自動車重量税:37,800円
検査手数料:1,800円
自賠責保険料:22,470円
整備費用
車両の状態によって変化するが、おおよそ5万円程度を見積もっておく。
手数料
ディーラーによってマチマチだが、良心的なディーラーならば1万円〜3万円程度。
合計すると12万円〜14万円程度である。
非常に高額であるが、ディーラーにメンテナンスをしてもらえるという点を考慮すると、多少、安心できます。
ただ、車検を通せば、向こう2年の車の安全性が保証されると勘違いしてはいけません。
車検は、国の定める最低限度の保安基準(ブレーキが効くか、とか、灯火が動作するか、とか)に車検を受ける時点で適合しているかどうかの検査なので、車検を通せば、日常のメンテナンスをしなくても良い、あるいは故障した状態で運行しても良いというわけではありません。
実際に車を使うのは、所有者自身。自分の車は所有者自身が責任を持つ、これが、車を運転する者に課せられた使命です。それが、いくらディーラー任せであっても...。
ユーザー車検
ユーザー車検は、その名のとおり、ユーザー自ら、陸運支局に車両を持ち込んで検査を受けるというものであり、法律で定められた費用以外はかからないですが、手間と時間が多少かかります。
あたりまえですが、車検を受けるということに関して、法定費用以外に基本的に一切費用はかかりません。
といっても、保安基準に適合しているかどうかの検査なので、その基準に適合させるための整備は自分で行わねばなりません。
その基準は何か、ですが、簡単に言いますと、
・新車のときに積まれていた装備があるかどうか。
発煙筒
スペアタイヤ
法定工具(ジャッキ、ドライバー、レンチなど)
など
・保安部品などに運転するに際して支障となる不具合が無いか。
ライトの向き
ウインカーの動作
ブレーキの動作
スピードメータの動作
ハンドルの動作
クラクションの動作
ガラスの傷など
タイヤの正しい取り付け
シフトパターンの記載(マニュアルミッション車の場合)
など
・その他の基準に達しているか。
不正改造の有無
排気ガスのレベル
など
です。
それほど、厳密に検査が行われるわけではありません。
車が支障無く動くかどうか、他者に対して迷惑にならないか、など、ごく基本的な事項の検査で、何十年も前のポンコツ車でもない限り、そこそこ日常的にメンテナンスしていれば、問題なく検査には通ると思われます。
お金が無いけど多少は時間がある学生であれば、なおさら、ユーザー車検をお勧めしたいものです。
[08/05/19 更新]
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