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土浦・つくばコンベンションビューロ
事務局長
 川越 岩雄さん
「今、求められているのは
地域性を生かした
独自の街づくりです」
つくばは「研究者の街」
――私が4年前に初めてつくばに来たとき、やはり「研究者の街」であるな、という印象を受けました。
研究学園都市という名前のとおり、実際この地域には学会で活躍される先生方が大勢いらっしゃいます。このような全国でも他では見られない特色を持った土地で、学会や会議の誘致を主な事業内容とするコンベンションビューローという仕事が、地域と人々をつなぐ橋渡しとなれたら、と思いました。
運営のための予算が少ないことが悩みのタネですが、東京のような大都市で事業を行なっていては得られないメリットもあります。1つは会場費が安く済む、ということでしょう。これは誘致をする際の大きなポイントとなります。
また、先ほど言ったような先生方に、地元ということでより気軽に学会を開催していただいたりもしています。
これからのつくば
――平成17年の秋にはつくばエクスプレスが開業予定だそうで、地域の活性化を期待する声が高まっています。
私自身つくばへのアクセスの悪さには驚いていたので、この事業をとても楽しみにしているんです。東京からバスで1時間強もかかるのでは、土地柄を生かしたせっかくのこの仕事の良さも半減してしまいますから。
ただ、地方都市によくあるように、アクセスが良くなることで、人がつくばから東京へ流れてしまう危険性も忘れてはなりません。
この仕事をしていて感じたことに、宿泊施設や市内での交通手段の少なさがあります。現在の東京のホテル戦争を例にとっても言えることですが、「宿泊」は大きな経済効果を生みます。
アクセスが良く、宿泊施設数は限られている、といった状態では人々はどうしても「日帰り」志向になってしまうでしょう。ですから、街全体で外部の人々を受け入れる十分な体制を整えることが今後のつくばの課題となってくるのではないだろうか、と私は考えています。
今、求められているのは地域性を生かした独自の街づくりです。つくばは食べ物もおいしく、緑も豊かな良いところです。
さらにここに「研究者の街」という大変個性的な要素も加えた特色ある街づくりをしていけば、つくばは将来まだまだ発展していく可能性を持っているのではないでしょうか。