筑波山麓秋祭り実行委員として筑波地区のイベント運営に携わっている、齋藤さんにお話をうかがいました。

齋藤靖夫さん
秋祭りが始まったきっかけ

 筑波山麓秋祭りは当初、「第28回国民文化祭・いばらき2008」の一環として開催されました。その後、「地域の魅力に繋がるこのイベントを今後もやりたい」という人たちの想いで、現在までこの筑波山麓秋祭りという形で続いています。
 単独のイベントとして運営され始めてから2回目となりますが、回数を重ねるにつれてより内容が充実していると感じています。

筑波地区の見どころ

 例年、旧筑波山郵便局前の石段でコンサートをしていて、今回初めてコカリナという楽器を使います。この楽器は木製の小さな笛なのですが、実はこの笛、筑波で間伐された木から作られています。筑波の木からうまれた音色をつくば道で聴くことができる素敵なイベントです。

 さらに毎年旧筑波山郵便局で行っている「山のはがき」。これは参加者の方が庭先や山・神社付近で拾ってきた落ち葉などではがきを作り、それを郵便局から送ることでもう一度筑波山の思い出を感じることができるというイベントなのですが、今年からはこのはがきにオリジナルの切手を貼ろうと思っています。

 また筑波大学のADP(※1)の一環として、この郵便局内で筑波大学芸術専門学群の仏山輝美准教授にフレスコ画(※2)を描いてもらっています。祭り期間中の土日祝には、先生のご好意でフレスコ画の作成状況を見ることができますのでぜひご覧ください。

 それから筑波山神社では秋の御座替祭にともない、11月1日に普段参拝者は渡れない御神橋(県指定文化財)を渡ることができます。めったにない機会だと思いますので、よければ足を運んでみてください。

※1筑波大学の授業「Art Design Produce」の略称
※2フレスコという絵画技法で描かれた壁画のこと。フレスコとは砂と石灰を混ぜて作ったモルタルを壁に塗り、その上に水で溶いた顔料を使って描く技法。

各イベントの日程 「石段コンサート」11/1,3,6,7 「山のはがき」全期間中 「フレスコ画の公開」全期間中(制作作業の公開 10/30,31 11/3,6,7) 「秋の御座替祭」 11/1
実行委員として苦労したこと・良かったこと

 筑波地区の実行委員会ということでしたが、実際は私とあと2,3人という少人数での活動だったので人手が足りなくて困惑しました。
 そんな中で、筑波大学の学生や卒業生の方、筑波山女性の会のみなさんなどたくさんの人たちが協力してくださいました。これは非常にうれしかったです。決して私たちだけでは運営できませんでした。

 お祭りの期間中、地域の人たちが筑波を訪れた方々と話している、そんな場面を見たときに「やはりこういうふれあいは大切だ」と思いました。
 特に国民文化祭のとき、古民家を利用して開いた筑波山茶屋では神社の供物をお茶菓子として提供していたのですが、筑波山を訪れた方が特別に供物をいただくことで私たちに深く共感してくださるのを見てこのイベントをやってよかったと感じました。

秋祭りへの想い

 純粋に秋祭りのイベントを楽しくつくることができたらいいなと思っています。お客様をおもてなしするイベントをつくる上で私たち実行委員が楽しむ心を持つことは重要です。イベントをつくっている人が楽しめなければ、来てくれる人にも楽しんでもらえないと思います。あくせくしたって仕方ない、それぞれにできることを精一杯楽しんでやりたいと考えています。
 そしてこの秋祭りを通じてお客様に筑波地区の魅力に触れてもらい、筑波へまた来たいと思ってくれる方が増えることを願っています。