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黒田さんが『筑波大映像展』を開催しようと思ったきっかけは『imable』との出会いだったそうです。『imable』とは田中ゆりさんをはじめTHK(筑波放送協会)のメンバーを中心としたメディア団体で、昨年10月に大学会館でショートフィルムの上映やパフォーマンスを行いました。また、2月にはアップルストア銀座での東京公演も果たしています。ショートフィルムの上映が一日をかけてさまざまな作品を流し続けるという形をとっており、黒田さんはこれを見て「こんな風にして自分の4年間の作品を上映したい」と思ったそうです。
黒田さんがイベントにこめた想い、それは自分が卒業してつくばを離れても筑波大学で映像シーンが盛り上がってほしいということ。今回のイベントでは、TAM(つくばアクションムービー)企画・imable・THK・芸専プチシネマーゼという筑波大学の主要映像団体が一堂に会しました。それぞれの団体の突出した技術を持ち寄れば、さらにすごいことを起こすことができると思った黒田さんは、今回のイベントが映像系、演劇系、そして芸術に関わる人たちの結びつくきっかけとなってほしいと願っています。また、黒田さんにとって映画製作の刺激となった筑波大学OBによる過去の作品を上映するほか、つくばの中学生有志による取り組みである『つくちゅうシネマワークショップ』で製作された作品や法政大学FMCの作品を上映するなど、映像に情熱を注ぎ込む人たちがあらゆる枠を超えて集結しました。
黒田さんは以前、自分のアクションを世の人々に見せたいがために映画『双龍』を作りました。当時、映画を作るための知識も道具もなかった黒田さんは考えました。筑波大学にある各サークルそれぞれの技術を持ち寄れば、何とか映画が作れるのではないか……? そこで「俺はアクション映画を作りたいんだ!みんな協力してくれ!」と半ば強引にいろいろなサークルから仲間を巻き込んだのだそうです。最初は強引でも、言っていることがとてつもなく大きくても、突っ走ってみたら映画『双龍』は立派に成功を収めることができました。からまわっているうちに何かを巻き取って形にしていくのが黒田さん流。そんな黒田さんは周りの人を巻き込んでやりたいことをどんどん実現させていきます。
田中さんも黒田さんに「巻き取」られた仲間の一人です。メディアと人とをつなぐために『imable』という団体でイベントを開催した田中さん。以前インタビューで「『imable』で生まれる人とのつながりによって、『何か』を起こしたい」と語ってくださいました。この『imable』をきっかけに黒田さんとのつながりができ、今回のイベントで多くの作品を上映することになった田中さんも、やりたいことを次から次へと実現させています。


やりたいことを実現させるためにはまず自分で何かを始めなければなりません。お二人が「筑波大映像展」で一番感じてもらいたいこと、それは情熱。黒田さんが過去の筑波大生の映画を観て「自分も映画を作りたい」という想いを掻き立てられたように、今回上映される作品を観た人たちの中にも情熱が生まれ、この先もそれがつながっていってほしい。そんな想いを胸に、お二人はみなさんが会場を訪れるのを心待ちにしています。作品のジャンルはさまざま。きっとあなたの心に情熱を生む作品に出会えるはずです。ぜひ会場に足を運んでみてください。