interview

—今回お二人でショートフィルムを上映されるとのことですが、きっかけはどういったことだったのですか?

内山: 3年の学園祭のとき、僕が創る映像作品の脚本を加藤にお願いして、成功したことがきっかけです。

加藤: むしろ「間に合わないから脚本を明日までに書いて?」とかいわれて(笑)
それがケータイをテーマとした脚本だったんです。

内山: それが成功したということもあって、今回はケータイのリメイクを作ろうということから始まり、大学生の必需品5つをテーマに設定することにしました。

加藤: 実は最初は私の詩に映像をつけようという話だったんですが、そんなの見ても面白くないよね(笑)ということになって・・・。

内山: 詩は詩で独立したものだから、どうしても詩ありきになってしまって、映像が引き立て役になってしまう。そうではなくて、もっと2人が対等に意見出し合ってつくるには、ショートフィルムという形が一番いいのではないかということになったんです。

加藤: 詩はわりと独りよがりなもので、私は今まで「わけのわからないもの」をつくってきたから、今回は誰もがわかるものをつくってみたいと思ったんです。「なんかきっと訴えたいんだろうけど、なんかよくわかんない。」そういうのじゃないのがいいね。と思いました。

加藤さん

—脚本から撮影まですべてお二人でされているんですよね。

内山: 一応役割分担のようなものはあるんです。言葉をあつかう脚本などは加藤が、撮影・編集といった技術的なことは内山が担当するといった形で。

加藤: 脚本は私が担当と言っても、どんなストーリー展開で、どんな人物が出てきて、といった構想や原案は2人で練っています。毎回毎回ファミレスで打ち合わせをして・・・
役割分担はあるけど、全て二人でつくっている感じですね。

内山: 話し合いでけんかしたり、違いを感じることもありますが、最終的に2人の作ろうとする世界観が同じだという実感が持てることは大きなモチベーションになります。

加藤: 一番初めに、どんなものにしようかと話し合ったときに、「絶対わけのわからんもんは作らない」という見解は共通してました。むしろそこだけですねぇ・・・一回でぴたっとはまったのは(笑)

—卒論などやらなければいけないことも多い中で、今回のような上映会を企画するのは大変なことですよね。「何か面白いことがやりたい!」という思いつきを実行するまでに至る原動力は何だったのですか?

加藤: 本当にやりたいことだったら時間調整すればいくらでもできるんですよね。
忙しいと言いつつ、実は結構寝てる時間が多かったりとか。時間的に厳しいかなって思っても、そんなに毎日24時間卒論を書いているわけでもないなって思い直したりして。
寝る時間と上映会の準備の時間を天秤にかけて、やっぱりやりたいことを選んでしまいます。

内山: 純粋にやっていて楽しいっていうのが、やはりあります。出演者は、みな2人の共通の友人です。
役者の性格を把握しているので、キャラクターのつくりがいがありますし、現場は、気の知れた仲間とわいわい進めているという感じでとても楽しいです。

加藤: 作品自体は内輪にならないよう配慮しているのですが、2人の共通の知人にはほとんど出てもらいたいといった思いです。

—撮影で一番苦労されたのは、どのようなことですか?

加藤: やはり、時間の調整ですね。役者さんも4年生が多く、みんなそれぞれ卒論を抱えているわけですし、時間をとらせないように考えつつ・・・というのにとても苦労しました。

内山: 冬なので外がとても寒くて・・・。「少年ジャンプ」の撮影では、暖房のない部屋で延々とジャンプを読み続けるシーンがあったんですが、役者さんには申し訳ないことをしました(笑)

あと撮影の場を確保したりとかは、それこそ4年間で得たコネを総動員といった感じでした。

—では、お互いパートナーさんの他己紹介をお願いします。「この人はこんな人ですよ」といった感じで・・・

加藤さんから見た内山さん

 難しいですね(笑)とっても飄々としている人だと思います。
1年生のときから、学類誌の制作に携わっていて、そのときの「まじめにバカをやる」「自己満足に陥らない」という、2つの鉄則をずっと実践してるとこがかっこいいなーとか思いました。
 あと、結果が見てすぐわかることが好きな人です。2年生になって放送サークルに入ってからはコメディーをとっていましたし。コメディーなら、お客さんが笑ってるか、笑ってないかの2つで結果が判断できるから。詩は、読み手によって受ける印象がまったく異なってしまいますよね。「俺には詩はわからない」といわれ、割とショックだったんですけど(笑)
 変わってるなと思ったのが文章がひねくれてること。1年生のときに体育に臨む心得みたいなものを書かされたんですが、すごくひねくれた文章を書いてて(笑)
人と違う視点を持っていると思います。違うとあろうとしているのかな。
 あと、2人で話しているとなぜか社会学のゼミ論みたいになります。ああでもないこうでもないと・・。

内山さん

内山さんから見た加藤さん

 詩を書く人。最初は「え、ポエマー?」ってびっくりしたんですけど、夢見る少女って感じじゃなくて、割と淡々としてるんですよね。シュールです。冷静に人を見ているなと思います。論理的に物事を考える人です。2人で話していると社会学のゼミみたいになるというのは、同じです。
あとはまあ、外面がいい人ですね。
僕と違って(笑)
 サークルでは何故か企業から金を取ってくる「営業」なんて役職をこなしていたんですけど、コミュニケーションスキルはとっても高くてうらやましいです。今回の企画でも、そういう渉外的な面は一任してしまっている面もあるので・・・助かってます。
 だから逆に裏の顔もあって。ストレスなんかはぜんぶ僕のところに回ってきます(笑)でもだからこそ、内藤くんは本音の深いところで話し合うことができます。

—ありがとうございました。最後にメッセージをお願いします。

大学生にとって、とても身近で日常的なストーリーになっています。むしろ今まで映像作品に興味がなかった方々に、足を運んでいただければ幸いです。

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