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実行委員長に聞く!(2)

 アートタウンつくばを創っている人たちは、どんな事を考えて関わっているんだろう? 実行委員長の 皆葉 真治 氏に聞いてみました。(聞き手:いとうつくし)

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interview

芸人さん・プロデューサーのつくば評はどうですか?

皆葉さん  いいお客さんが多いと言われます。つくばの人は許容範囲が広いんじゃないかな。関西とか東京とかより、つくばの人の目は温かいと言われますね。許容力と言うか、いろんな物を受け入れるという環境がつくばにはあるんですかね。
 また、アートタウンつくばについて言えば、スタッフと芸人さんの距離が短いと言うのが好評です。お互いが全く隔離されてしまうようなイベントも多いらしくて、そういうところでは芸人さんは控え室に通されて、時間がきたらただ出てきてパフォーマンスするだけ…その控え室へもスタッフはぜんぜん来ないとか。つくばではそういうのはなくて、芸人さんがスタッフのテントまでわざわざ来て、一緒に弁当を食べたりしている。控え室に自分の弁当があるのに、です。そうやってコミュニケーションを取る事で、手作りの良さを芸人さんとスタッフが一緒に楽しめる感じですね。

 プロデューサーはもういろんな所でフェスティバルをやってる方なんだけれど、つくばに対しては「他にこんないい環境を持つ街はない」と太鼓判を押してくれています。この環境を活かし、実績を作っていけば必ず予算がついてくるし、やるのならば大きいイベントにしていこうよと言う気持ちで、今は採算をあまり考えずに続けています。

その、「つくばのお客さん」の反応はどんな感じですか?

 大道芸を見いるときの、お客さんの目の輝きを見ていると嬉しいです。売店とかで物を売っていて、お金を払って物を買ってもらった時に感じる「うれしいな」というのとはまた違う感覚がありますね。中には理解するのがなかなか難しい芸人さんもいるんだけど(笑)、お客さんがいろんな反応をしているのを見て「こんな反応をするんだ。」っていう新しい発見をするのもいい。スタッフは芸人さんの後ろから観客を見ています。その時のお客さんの笑顔、おもしろかったと言う顔を見ると、来年もやりたいなという力が湧いてきます。

「アートタウンつくば」が、つくばという街で根付いてきていると感じますか?

皆葉さん  一度参加したボランティアスタッフがまた次の年も参加してくれて、その人脈でボランティアスタッフが増えてきたという経緯があります。そういうのを見ていると、これからもどんどん市民がアートタウンにつながっていくようになって、根付いていく可能性も十分あると思いますね。
 アートタウンつくば をとにかく「参加型」のイベントにしようと考えています。大道芸の他のイベントでもボランティアスタッフを募ってやっているところは多いのですが、我々も商工会メンバーだけでなく、他のボランティアスタッフ達と一緒に作り上げていこうと考えています。まずは当日スタッフとして参加してもらって、面白いと感じたら次の年からは企画段階から関わってもらって…門戸を広げて、地域貢献の一つの形にもなっていけばいいかなと考えています。


 そうしてどんどん大きくなっていくうち、アートタウンつくばが我々の手に負えないほどの規模になってしまうかもしれません。そうなると少し寂しいかも知れませんが、逆にそれだけ発展していって欲しいなぁという気持ちもあります。

スタッフの皆さんは楽しんで運営しているみたいですね。

 楽しんでいますね。メンバーには元々「企画屋(企画が好きな人)」が多いって言うのもあると思うんですけれど。
 最初の年は前日までまつりつくば実行委員会の方には何も言わずに計画を立てて、当日になっていきなり「今からここで大道芸したいんですけど、いいですか?」と申し出る感じで、いわばゲリラ的に始めたんです。最初から大きな予算をつけて大々的にやってしまうよりも、毎年少しずつイベントを大きくしていって、育てていくような感覚で運営していくのが楽しいんですよね。


 アートタウンつくばは、関わっていくスタッフそれぞれが「やりたい/やろう」と思う事を実現して楽しめる「居場所」になれば良いかなと思います。運営している母体は「商工会」なので、本当はその活動は最終的に商売に結びつけなければならないのですが、実際、商売の事ばっかり考えているのは、なんだか空しい気持ちにもなってくる物なのです。何か夢を持って、「私は商売の事以外にもこういう事をしているんだ。街を動かしているんだ。」という充実感が誰でも欲しいんじゃないかと思います。

アートタウンつくばを一番楽しんでいるのは、実はスタッフだと言う事ですか?

 間違いないですね(笑)。

これを読んでいる筑波大生に期待する事はありますか?

フェスティバルを楽しむスタッフたち  我々商工会員は自分の仕事をしながらの企画・運営をしていますので、時間的な制約があったりして、どうしても労力のかかりすぎる新しい事はやりづらいという問題があります。また、ある意味ではもう枯れてきた部分もあるので(笑)。学生さんみたいに時間の融通が利いて、パワーがあって、色々なアイディアを持っている人と一緒にやって、面白いからくりをたくさん作っていきたいと考えています。
 とにかく、1回、当日だけでいいから、アートタウンつくばを見に来て欲しいと思います。今年はまだまだ当日スタッフを募集していますから、できれば当日スタッフとして参加して欲しいですし、そこで面白いと感じたらぜひ来年は企画の段階から参加してくれるといいなぁと思います。

スタッフとして関わるメリットはあると思いますか。

 あります。自信を持って、お薦めします。
 非日常的な「街」を創り出そうと言うスケールの大きなイベントの運営は、なかなかできる事ではないと思いますよ。

ツクナビを読んでいる方々に、最後に一言だけお願いします。

 大道芸フェスティバルというのは締め切った環境で行われるイベントとは違って、場所があって電気が来て音が出るようになっていれば、あとは大道芸人が自由にパフォーマンスをするものなので、その可能性はとても大きいと思います。こんなに楽しく、素晴らしいものが間近に見られる機会は滅多にないと思います。ですので、これを読んでいる皆さんにはぜひアートタウンつくばを見に来て、体感して欲しいです。

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